貯蓄型の生命保険はオススメできない理由

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お金

保険に入りつつ、元本も保証、なんなら利息がついて返ってくる貯蓄型の生命保険。

こう見ると貯蓄型の保険って素晴らしく見えますが実は罠があるかもしれませんよ。

全ての保険が悪だとは言いませんが、老後資金を積み上げていくのに適正かというと疑問に思うところがあるのでまとめていきます。

先に結論から、

貯蓄型の生命保険を契約するよりも、

安い掛け捨ての生命保険+投資信託への投資が無難

保険の役割って?

そもそも保険って何か?それって必要か?という前に一度保険の意義を確認してみましょう。

以下、某保険サイトの保険の意義についてはこう書いてあります。

保険は、日常生活で起こる様々なリスク(危険)に備える制度です。

病気やケガ、死亡、事故などの不測の出来事、火災、台風や地震などの自然災害、第三者への損害賠償責任の負担や事業で被る不利益など、リスクをあげればきりがありません。

しかし、このようなリスクに個人の力だけで対処するのは困難なことも少なくありません。そこで、同じように不安を感じている人々から一定の保険料を集めて、万が一の事態に備えようとするのが保険です。そして、被害に遭ってしまった場合は、その集まった資金の中から保険金を受け取ることができる制度なのです。

このような、「万人は一人のために、一人は万人のために」という相互扶助のシステムのもとで人々のリスクを軽減すること。これが保険制度のあらましであり、社会的な役割なのです。

つまりは、保険って万が一に備える制度で投資を目的としていません。

それでは万が一ってどういう状態かというと、

子供がいる場合に基本限るかと思います。

一家の子供は自分で稼ぐことができませんので、万が一に一家の大黒柱が死亡した場合、残された遺族が困ります。そのため、生命保険によって資金を確保することは本来の保険の役割を満たすことになります。なので生命保険に入っておくことは悪いことではないと思うのですが、ここで問題となるのが「掛け捨ての死亡保険」、「貯蓄型の生命保険」のどちらを選択するかですよね?

それらについて考えをまとめていこうと思います。

因みに某国民的アニメで「あなたが死んだら家のローンはどうなるのぉ!?」というセリフを聞いたことあるかもしれまんね。

ご安心ください。通常住宅の購入時には団体信用生命保険に加入しますのでローンの支払いは無くなります。

モデルケースとして子供が出来る層の30歳位の年齢で想定してみようと思います。

子供を0歳から大学卒業までの22歳までの資金は一般的に1500万から2000万円程度と言われていますので保険金額は2000万円程度は欲しいかと思いますのでそれ位を目安に計算していきます。

貯蓄型の生命保険を選択した場合

先ずは貯蓄型生命保険で人気の高い(価格.comランキング1位)

オリックス生命保険のシュミレーション結果を張っておきます。

30歳男性 保険金額2000万円 60歳払い済み 

月々の支払いが43,280円

年間にすると、519,360円

総額15,580,800円

そして何と、60歳時点では投資額に対して10%の利回りがでています。お得!!

金額として約160万円増えていますね。

因みに払込期間を終身(75歳)で設定すると各社大体は月額2万5千円位の様です。

掛け捨ての生命保険を選択した場合

続いて、掛け捨ての生命保険をシュミレーションしてみます。

画像はメットライフ生命のシュミレーション結果になります。

30歳男性 保険金額2000万円 60歳払い済み 

メットライフ生命は健康体で2年以上タバコを吸っていないと月々の支払いが他社と比較しても安いです。

月々3,060円 年間だと36,720円 総額1,101,600円

たばこ吸う方のためにもう一社同じ条件でシュミレーションしてみましょう。

こちらはライフネット生命(価格.comランキング1位)の掛け捨て型生命保険のシュミレーションです。

月額4,100円 年間49,200円 総額1,476,000円

こうしてみると掛け捨てと貯蓄型の生命保険では支払い額が大分違うことが分かりますね。

貯蓄型の生命保険と掛け捨て型生命保険の比較検討

上記のシュミレーションをもとにすると、それぞれのおよその総額支払い額は、

貯蓄型生命保険 :1560万円 

掛捨て型生命保険:150万円 程度となります。

これを見てどう思われますか?

「150万円も掛け捨てに払うとかばからしい」、「貯蓄しつつ生命保険に入っている貯蓄型こそ正義」

さらには、貯蓄型の生命保険だと150万程度のプラスの返戻金が上乗せされます。

となると、貯蓄型の生命保険を選んだら実質手出しゼロの上に、150万円もらえるとしたらトータルで掛け捨て型を選んだときより、300万円のお得と言える!

「掛け捨ての生命保険に入るやつなんて余裕のない貧乏人だぜ」

ここまでが一般的な貯蓄型の生命保険を支持する理由かと個人的には思います。

確かにこう考えるとただ、円建てで貯金だけをしてるのだとしたらお得です。

ですが、投資の在り方としては間違いです。その理由を述べていきます。

一旦、投資についての考え

投資のイメージってどうですか?→過去に投資についてまとめた記事へのリンク

「元本保証されない、危険な商品。投資をする位なら貯金のが無難」

この考え方は間違いとまでは、言い切れませんが偏った考え方です。

銀行がどうしてお金を増やしてるか歴史的に考えてみてください。

先ずはお金を集めます。そしてそのお金を誰かに貸して(投資)、それに利子付けてもらって返してもらう。その差益が銀行の稼ぎとなります。

ここまではイメージできますでしょうか?

つまりは、銀行にお金を預けているだけで間接的に投資をしているのです。

それが意味することは適切な投資をすること=お金が増える。ということです。

だから資産家や企業は投資をしてお金を増やします。

「でも、一般の人ができる投資ってリスクも高いし、元本保証もされないし怖い」

と考える方がいましたら間違いです。単なる勉強不足です。

一般的な人でも堅実な投資は可能です。

そしてその利回りも5%程度は現実的なラインかと歴史的には言えます。

世間では4%ルールなどのワードがある様に、堅実な投資をすることでその程度の利益を見込むことが誰でもできるのです。

<参考図書>

・4%ルールの考え方、お金と自由について参考になる本です→FIRE 最強の早期リタイア術――最速でお金から自由になれる究極メソッド

・投資をする上での商品選びの考え方が勉強になる本です→投資信託はこの9本から選びなさい

更には、金融庁も自助努力が必要と発言し、投資を優遇する制度であるNISAやiDeCoを利用することを推奨しています。

→iDeCoとは(過去記事)

→NISAを利用した運用の仕方

2022年の四月より投資信託の授業も取り入れられことが決まっています。

つまりは、国レベルで投資は必要だと主張をしているのが現実です。

投資と生命保険

では、ここからが本題です。

先ずは余剰資金で投資をし、年利4%、複利を考慮して運用することを考えます。

ここでいう余剰資金とは何か?

そうです、本来貯蓄型積み立て保険に払うはずであった額です。

掛け捨ての生命保険に入りつつ、その価格差をインデックスファンドにて投資した場合を検討してみましょう。

貯蓄型生命保険の月々の支払い額  :43,280円

掛け捨ての生命保険の月々の支払額 :4,100円(金額が高い方を採用しています)

でしたね。なので、

43,280円 ー 4,100円 = 39,180円

差額である約3万9千円を毎月を積み立てた投資のシュミレーションをしてみましょう。

因みにこの程度の金額ならiDeCoと積み立てNISAの範囲に十分おさまりますので積極的にこれらの制度を利用しましょう。

こちらのサイトを利用して計算しています。(便利なのでオススメです)

条件は30年、年利率4%、毎月3万9000円を積み立てた場合です。

結果はこの様になります。

1年あたりで468,000円投資してることが分かりますね。年間の利息が既に1万円程にもなっています。

では、これを60歳まで続けた30年後を見てみましょう。

冷静に結果をご覧ください。あくまでシュミレーションですが、

受取利息が約1280万円となっています。

ここで思い出してほしいのが投資に関する話が無かったときは貯蓄型生命保険を選択したときは掛け捨ての生命保険を選択したときと比較して300万円お得になったと述べました。

しかし、一般的な投資の利回りと比較したときはいかがでしょうか?

貯蓄型生命保険では150万円程度しか増えていなかったところ1280万円。その差額1130万円。

300万円のお得が大分かすんできたかと思います。

これが貯蓄型の生命保険を利用した投資は間違いといった理由です。

株式が怖ければもっと堅実な債券だっていいんです。それでもそっちの方が利回りが高くなることでしょう。

更には、掛け捨ての保険はわざわざ30年払い込み必要もないと思いませんでしょうか?

子供が自立できたら資金面は問題ないわけなので例えば20年間だけでもいいかもしれません。

そうなると、より手元の資金が増えてきます。

最後に

いかがだったでしょうか?貯蓄型の生命保険で投資をすることに疑問を抱けて頂けたら個人的には幸いです。

世の中には金融知識がないとお金を損することが山ほどあります。

保険が全てダメとは言いませんが、世の中必要のない保険も溢れています。

医療保険も私はほぼいらないと個人的には思うくらいです。その理由は過去にもまとめてありますが、

日本は国民皆保険制度で手厚く守られています。それが傷病手当金であったり、高額療養費制度などです。

→高額療養費制度について

→傷病手当金について

保険に入る前に制度を十分に知った上で本当に必要か一度よく考えてから入られることを個人的にはオススメします。

また、プルデンシャル、ジブラルタ生命などの外貨建ての生命保険も同様です。

普通に投資した方が利回りは良くなります。外貨建ての生命保険は酷いところだと為替リスクや手数料についてまともに話さない営業マンも存在し、クレームが多いと金融庁から指導を受けたこともあります。

しかし、リビングニーズや先進医療など様々なオプションをチラつかせてあの手この手で必要のない保険商品をすすめてきます。

なので金融知識をつけることが今後重要となってくるのです。

おまけとして、保険は元本保証だから安心ということも一概に言えないかもしれない事実すら過去にはありました。払い漏れです。平成20年の生命保険会社への行政指導の内容をおまけとしてリンクを添付しておきます。→生命保険会社の行政指導内容:金融庁より

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この記事を書いた人

1988年生まれ。調剤薬局の薬局長、配送業を開業してフリーランスでも活動中。
趣味:資産運用
色んな知識、知識考え方に触れるのが好きで日々世界ニュースや、本を読んだりするのが好きです。
保有資格:認定研修薬剤師、FP2級、宅建、第2種電気工事士など

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