企業型確定拠出年金(企業型DC)とは?利用すべき?

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突然ですが、確定拠出年金についてご理解されていますか?

最近では個人的な体感なのですが投資に前向きな方が増えてこられて「積立NISA」、「iDeCo」などのワードが目立つ様になってきたように感じます。

書店などでもそれらのワードを含んだタイトルをよく見かけますが、

「積立NISAとiDeCoをやっておけばいい」

みたいな風潮がある様に個人的に思えます。

iDeCo(個人型確定拠出年金)を利用した方がいいと結論づける前に、ちょっと待って頂きたいのです。

その前の段階にある確定拠出年金についてあまり理解されてないイメージも個人的にあります。

例えるなら、算数が分からない人に数学を学びたいって言われても

「いやいやちょっと待ってよ。先に算数を教えるからね」ってなると思います。

iDeCoが数学なら、確定拠出年金は算数に値すると思います。

なので、今回は確定拠出年金について個人的な理解を深める意味も込めてまとめてみようと思います。

確定拠出年金とは

確定拠出年金とは「年金」と名前がついている通り年金制度です。

確定拠出年金は個人型(iDeCo)と企業型(DC)とに分かれます。

iDeCoについてはまた後日まとめようかと思います。

そもそも確定拠出年金とは、退職金の代わりとなる制度です。

ここで一つ質問です。

退職金って必ずもらえるものとか思ってませんか?

退職金の支給は会社の自由です。

なので退職金がなくても違法とはなりません。

厚労省の調べではおよそ20%程度、東京都の調べでは30%程度の会社では

退職金なしとなっています。→厚労省の資料

会社員5人いれば1人は退職金のない会社に勤めているといった感じになりますね。

私の会社でも退職金制度はありません。

とはいえ、退職金なしでは困ると思うので、それを補ってくれている制度が

「企業型確定拠出年金」ということになります。

保険や年金の掛け金を出す、支払うことを「拠出」と言います。

つまりは、企業型確定拠出年金とは「拠出」が「確定」している年金制度です。

と言われてもまだ分かりにくいと思いますのでもう少しまとめていきます。

因みに、確定給付年金(DB)が導入されている会社は福利厚生がしっかりされていると思います。

「給付」を「確定」。つまりは、会社が責任を負ってくれた上で管理、運用してくれているということになります。会社が破綻したときのリスクもあるのですが。

企業型確定拠出年金(企業型DC)とは

企業型確定拠出年金とは会社がお金を出してくれて、従業員が与えられた商品の中から投資商品を選び自らの資産を運用するという制度です。

つまりは確定拠出年金が導入されているということは自分で既に資産運用してるということです。

メリット

①全額控除になる

会社が掛け金を出してくれているので所得税、住民税が課税されません。

大体の方はそれだけで15%から20%分得をするということになります。

課税される所得金額税率控除額
195万円以下5%0円
195万円超330万円以下10%97,500円
330万円超695万円以下20%42万7,500円
695万円超900万円以下23%63万6,000円

参考:所得税の税率表です。因みに住民税はおよそ10%と決まっています。(自治体で多少細かい金額は変わります)

②運用益は非課税

本来投資で儲けた額は20%の額が税金として課税されますが確定拠出年金であれば

それらを払う必要がありません。

③優良な投資商品を自分で選択できる

投資信託は現状数千も存在してますが、優良といえる投資信託は一部に限られます。

企業型DCでは企業で差がありますが手数料の安くて極力いい投資商品を20本程度に選別してくれています。

投資初心者であれば、数千もある投資信託のどれがいいのか分からないと思いますが選別された優良な自分の目的にあった投資商品を選べるという訳です。

④退職所得控除が使える

これはiDeCoでも同じことなのですが退職所得控除が利用できるので受け取りのときに2000万円程度でしたら課税されずにすみます。

デメリット

①60歳まで引き出し不可

年金制度であるため、当然60歳まで引き出し不可能です。

②購入したい投資商品がないこともある。

会社側が選別してくれることはメリットでもありますが自分にとってほしい投資商品がなければデメリットにもなり得ます。

③元本割れのリスク

資産運用なので当然元本保証ではありません。なので、いくらもらえるか確定してないことになります。

なので、多少は勉強して自分にあった商品を選ばなくてはなりません。

転職したらどうなるか

60歳まで引き出せないなら転職したり、辞めたりしたらどうなるかも気になる方もいますよね。

簡単に解説したいと思います。

転職先も確定拠出年金があればそちらに乗り換えとなります。

投資商品が異なると思うので一度売却して新しくその会社が選んでいる投資商品を選択することになります。

転職先が確定拠出年金の制度を導入していない場合はiDeCo加入となります。

要注意なのが6か月以上放置しておくと手数料が無駄に高く取られてしまいます。

せっかく運用している年金を減らしたい人などいないと思うので放置せずに手続きは早めにしておきましょう。

細かい表で転職後どうなるかiDeCoの公式サイトがまとめてくれてます。

個人的な見解

年金を堅実に積立ていきたいという方に対しては企業型確定拠出年金も優秀な制度だと思います。

なのでiDeCoで投資するよりも企業型DCのプランが良ければそちらの投資額を増やした方が社会保険料の支払い額を低くできたり、節税効果を高く見込めることができます。

そのため、積立NISA+iDeCoで運用が正解!

という風潮は少し違うのではないかと個人的には思います。

先ずは自分の会社の退職金制度などを把握されていない方はそこから確かめておくことが重要かと思います。

私的には確定拠出年金は60歳まで受け取り不可なので現在利用してません。

サイドFIREのプランを想定しているので現状積極的に企業型DCにお金を余分に投入する気はありません。

とはいえ、節税効果がかなり優秀な制度なので今後検討する余地はあると思います。

60歳からという縛りさえなければNISAよりも断然お得な制度であることは間違いないと思います。

最後に参考までに年金についての表も添付しておきます。

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この記事を書いた人

1988年生まれ。調剤薬局の薬局長、配送業を開業してフリーランスでも活動中。
趣味:資産運用
色んな知識、知識考え方に触れるのが好きで日々世界ニュースや、本を読んだりするのが好きです。
保有資格:認定研修薬剤師、FP2級、宅建、第2種電気工事士など

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