春は残業しない方がいい、通勤手当が高いと厚生年金の支払い額が上がる理由

スポンサーリンク
お金

皆さんは厚生年金を多く払うか少なく払うかだとどちらがいいと思いますか?

そもそも厚生年金の支払い額はどのように決まっているか御存知でしょうか?

厚生年金は諸々の税金とは違い年金として返ってくるから多く払ってもいいと思う方もいらっしゃるかもしれませんね。

因みに私は厚生年金をあまり積極的に払いたくない派なので支払い額を抑えられるのであれば極力抑えたいと思っています。

なぜなら、一定額以上の老齢基礎年金を受給する場合は結局課税され、国に運用してもらうよりも自身で運用したいと思っているからです。

因みに現時点では一般的な収入の方であれば厚生年金は定年後10年未満で元が取れるのであながち、悪とは言うつもりもありません。

しかし、不明確な点が多くちょこちょこ、支払い額が変動し、個人的にはあまり好きではありません。GPIFの運用も年間3.5%とイマイチですし。

なので今回は厚生年金の支払い額がどのように決定されていてそれは自身でコントロールできるものなのかをまとめていこうと思います。

先ずは結論から、

・3月から5月は無闇に残業しないことをオススメします。4月から6月の給与明細の平均から年間の支払う厚生年金額が決まります。

・交通費や家賃補助も厚生年金の支払いに影響するので一応認識はしておいた方がいいと思います。

厚生年金

先ずは一応厚生年金についておさらいしておきます。

厚生年金とは会社員や公務員が入る公的な年金制度のことで、会社ごとに加入する保険です。

厚生年金保険は20歳から60歳のすべて人が必ず加入することになっている「国民年金保険」にさらにもう1段階プラスしたもので、その保険料は毎月の給料から天引きされます。

納めた保険料は、定年退職後の65歳から「老齢厚生年金」として受け取ることができます。

「国民年金保険」にプラスして年金を積み立てることになるので定年後にもらえる年金が多くなります。

厚生年金の支払い額はどう決まっているか

月々の支払いは額はどのように決まっているか

支払額は以下の計算式になります。

標準報酬月額×保険料率(18.3%) となります。

標準報酬月額とは毎年1回、4月~ 6月に支給された給与の月あたりの平均額から標準報酬等級表に当てはめて計算します。つまりはサラリーマンの方でしたら大体は翌月給与振り込みとなると思うので3月~5月に働いた分の明細書に記載されている総支給額の月平均から報酬額を算出します。

そしてその平均報酬額を標準報酬等級表と照らし合わせて標準報酬月額を出すことができます。

標準報酬等級表は下記になります。

2tt22?i22t2?

そして厚生年金保険料は、事業主(会社)と被保険者(自分)が半分ずつ負担します。

なので自身で払うことになる計算式は、

(4月から6月の給与明細の総支給額の平均)×18.3%×50%

になります。

そしてその計算された額がその年の9月から翌年の8月まで適用されて、給与より天引きされることになります。

因みにボーナスも基本同じ計算式になります。

賞与額×18.3%×50% でしっかり厚生年金保険料は天引きされています(^〇^)ノ

続いてこのときに曖昧になりそうなポイント2点を重複するところもありますが取り上げます。

①標準報酬月額の対象となるのは、控除額が入る前の総支給額。

そのため、家賃補助、通勤手当、その他の経費も含まれます。

つまりは、自宅から会社までの通勤手当が全額保証だから遠くでも構わないと思っている人でも月々支払う厚生年金額は多くなっているということです。

②3月から5月の平均の給与から決まる。

なので、6月から翌年2月までは残業したからといって厚生年金の支払い額が変動することはありません。

反対に3月から5月の間だけ仕事頑張って残業したり、休日出勤などしたら厚生年金の支払い額を増やすことになります。

シュミレーションしてどの程度影響があるか見てみる

結局のところ、残業が偏ったり、通勤手当が変わるとどの程度影響して

支払い額が変わってくるのかシュミレーションしてみたいと思います。

注意点としましては、社会保険全体でなく、厚生年金だけにフォーカスしていますので

所得税やら健康保険料は今回の考慮から外しています。

モデルケース Aさん 年収420万円 ボーナスは考慮しない場合

ケース:①残業、交通費などを考慮しない場合

420万円 ÷ 12か月 = 35万円(月あたりの支給額)

標準報酬等級表から標準報酬月額は36万円が該当します。

なので、厚生年金の月々の支払い額は

36万円 × 18.3%(保険料率) ×50%(会社と折半)=32,940円

この32940円が厚生年金の月々の支払いとなります。

年間にすると395,280円です。

ケース②:3~5月にフルで残業した場合

労働基準法によると、原則月45時間を超えてはいけないとされています。

趣旨とずれしまうのでパパっと残業したときの給与を算出します。

年間平均出勤日数=245日

420万円÷245日=17143円(1日あたりにしたときの給与)

17143円÷8時間=2143円(時給)

厚労省より、時間外労働の最低割り増し率は1.25倍です。

2143円 × 1.25倍 = 2679円(残業したときの時給)

2679円 × 45時間(月の最大残業時間)= 120,543円

となります。

仮に3月~5月だけフルで残業し、残り残業がゼロと想定すると年収は、

420万円 + 120,543円 × 3か月 = 4,561,629円

それでは厚生年金保険料を計算してみましょう。

35万円(月の給与) + 120,543円(残業代) = 470,543円

これを表に当てはめると標準報酬月額は、47万円になります。

月々の厚生年金の支払い額=47万円(標準報酬月額)×18.3%×50% = 43,005円

年間支払い厚生年金額 43,005円 × 12か月 = 516,060円

もし3月から5月に残業なしで他で3か月同じ様に残業していたとしたら、

一番はじめに計算した額395,280円が厚生年金保険料の年間あたりの支払い額となるので比較すると、

516,060 ー 395,280 = 120,780円が差額になります。

普通に考えて難しいとは思いますが残業する時期をずらすことが出来れば、今回のケースの場合10万円以上厚生年金の年間の支払い額を抑えることができることになります。

ケース③:通勤手当がそこそこ高い場合(月々3万円)としておきます。

月の給与35万円 + 3万円(通勤手当) = 38万円

表より、標準報酬月額は38万円です。

月々の厚生年金の支払い額=38万円(標準報酬月額)×18.3%×50% = 34,770円

年額にすると417,240円

通勤手当を考慮しない場合の厚生年金の支払い年額は395,280円ですので、

その差額は21960円となります。

会社が全額負担してくれた場合であっても、交通費が高いだけで年間の手取り支給額が2万円以上減ってしまうということになります。

でもその分年金受給額は増えるのですが。

ざっくり簡単な考え方

結局いちいち細かくしてられないので簡易的な計算方法を考えてみました。

例えば3~5月の間に3万円分の残業したら厚生年金の支払いがいくら増えるのか?

3か月分の平均値でだすということ3万円がその月だけ高いとすると3か月で割ると1万円になります。

その場合の厚生年金保険料は、手間を省くため標準報酬月額は表を無視します。

1万円×18.3%×50%=915円

915円/3万円=3% 

となるので月当たりの支払い額は残業代へ対しての支給額の3%に値します。これを年あたりに直すと36%となるので、手取り支給額は64%となるわけですので、

大体3~5月に余分に働くと年間の差し引き支給額は働いた分の給与の65%位になると認識しておいてもよいかもしれません。

これに加えて所得税、保険料もかかる訳ですからね…

個人的にはあまり3月から5月は積極的に残業したい気分にはなれませんね。

まとめ

・厚生年金保険料の支払い額を減らしたいとしたら、

3月から5月は余分な残業をせずに2月までに前倒しをするか、6月以降へ後回しにしましょう。

なるべく、自宅から近いところを希望して通勤手当は抑えましょう。

・厚生年金保険料は今のところ、定年後10年弱で元が取れるのであまり捕らわれすぎなくてもいいとも思います。ですが、会社負担分を本来自分に払われる報酬と考えるとよくないようにも思えます。

・バーっと計算したので間違えてたらごめんなさい…

お金 雑学
スポンサーリンク
銀鼠(ぎんねず)をフォローする
管理人
この記事を書いた人

1988年生まれ。調剤薬局の薬局長、配送業を開業してフリーランスでも活動中。
趣味:資産運用
色んな知識、知識考え方に触れるのが好きで日々世界ニュースや、本を読んだりするのが好きです。
保有資格:認定研修薬剤師、FP2級、宅建、第2種電気工事士など

銀鼠(ぎんねず)をフォローする
881万円を作る5つのステップ

コメント

タイトルとURLをコピーしました