診療報酬とは?薬局で金額が違うのなんで?(前半)

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突然ですが病院や薬局での会計の際にもらう明細書、読んだことありますか?

私の推測ですと大抵の人はまともに見たことすらないし、見たとしても「何言ってるか分からん」って感じではないしょうか。

なのに、お会計が高くなったり、低くなったりと知らないところで実は搾取されているのではないかと考える人もいるかもしれませんね。

私は現在、サラリーマンとして薬局長を任されています。

その上で言います。

搾取されているかもしれませんよ

搾取とまではいいませんが誤って余分に請求されていることはあるかもしれません。

以前にくすりの福太郎という企業が薬歴未記載でニュースになったことがありました。

世間的にはあまり大きな話題でもなかったのですが、薬局業界としては震撼させられた出来事であったかと思います。

簡単に要約しますと、薬の説明をしたらその内容の記録を残すことで薬局は報酬を得る権利が発生します。

しかし、くすりの福太郎はその説明したという記録をまともに残さずに報酬だけ得ていたということが発覚したといった具合です。

このように、知らぬ間に病院や薬局から不正に請求されている可能性があります。

もちろん、ほとんどの薬局業界はきちんとやっていますし、くすりの福太郎も今はきちんとやっていると思います。一部上場企業ですしね…

なので、明細書の内容はなんとなく程度には把握しておいた方が個人的にいいように思います。

なぜって?搾取されないためですよね。

今回は先ず、前提知識として必要な診療報酬についてまとめていきます。

数学を学ぶには先ずは算数を覚えてからが基本ですよね。

診療報酬とは

「先ずいきなり調剤明細書とは」と語る前に、前提として理解して頂きたいのが診療報酬です。

診療報酬とは、保険診療の際に医療行為等の対価として計算される報酬を指します。

図にするとこんな感じです。

私たちは国民皆保険制度が利用できるので医療費の支払いは3割負担で済みます。

そして残りの7割は国保や協会けんぽといった保険者が支払いをします。

この価格を定めるものが診療報酬なのです。

価格設定はどう決めているか

この診療報酬、すなわち値段を設定をしているのは中央社会保険医療協議会、略して「中医協」です。

中医協とは、厚労省の諮問機関です。

つまり、政治家さん達が中医協に意見を訪ね、中医協で話しあいの上、各医療費の値段設定がされるということになります。

中医協についても簡単に解説します。中医協のメンバーですが医師はもちろん、歯科医、薬剤師、経済、経営の専門家、保険者などから構成されています。

構成員だけでなく、外部から専門家や、看護師、製薬メーカーなどを交えて会議されているそうです。

こうして、この処置をしたときはいくら、処方せんを発行したらいくらかと値段が設定されている訳です。

イメージしやすい様にレストランに例えます。

内閣というオーナーの指示で料理の値段を決める様に中医協に依頼がきます。

中医協はお客さんや、料理人などに話を聞きつつ、料理のメニュー表をつくります。

医師はそのメニュー表から患者さんに適した料理を注文、調理をします。

そして患者さんに料理を食べてもらう。

といった流れになります。

なので、ベテラン医師であろうが、新米医師、よぼよぼなお爺ちゃん医師での処置であろうが基本的には価格は変動しません。メニュー表から何を選ぶかは医師の判断により異なると思いますが、基本料は決まっているということです。

診療報酬には加算もある

ですが、診療報酬には基本料に加えて、「加算」も存在します。

加算もたくさんあるのですが、3つ程簡単に説明します。

①夜間、時間外、深夜など通常の時間でなく病院側が負担になるため加算となります。

②乳幼児加算:赤ちゃんや小さな子は診るのは当然手間もかかりますし、体重なども考慮して診察しないといけないので手間がかかるため加算となります。

③離島加算:もはや説明不要ですよね。

薬局ごとで多少値段が変わる理由

診療報酬というメニュー表がある様、調剤薬局でも当然、調剤報酬点数表というメニュー表があります。

「でも薬局って処方箋に書いてある薬だけでしょ?金額変わる要素無くね?」

と思われる方に向けて解説していこうと思います。

因みに結論からいうと、金額が変わる原因をいくつか述べておきます。

・手帳の有無

・容器代の有無

・薬局の基本料の違い

・薬局は国で定める基準を上回っていれば加算される

・国の定める基準を満たしていないと減算される

などなど。

とはいえ、少し長くなってきましたので一旦前半として締めさせて頂きます。

後半ではそれらを紐解いていきましょう。

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この記事を書いた人

1988年生まれ。調剤薬局の薬局長、配送業を開業してフリーランスでも活動中。
趣味:資産運用
色んな知識、知識考え方に触れるのが好きで日々世界ニュースや、本を読んだりするのが好きです。
保有資格:認定研修薬剤師、FP2級、宅建、第2種電気工事士など

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